ビジョン
これからも、社会や IT 産業は変化し続ける
前身の有限会社ディアイティを設立してから十数年。当時もインターネットが家庭に浸透し始め、IT がビジネスの現場だけでなく、家庭の中でも当たり前のように利用される時代でした。2010 年頃から爆発的に普及したスマートフォンや SNS の登場で、そこから大きく変化したように思います。
かつては何度か耳にした「ユビキタス社会」もスマートフォンや無線 LAN の拡充で当たり前になり、今では家電や自動車までがインターネットに繋がる時代。クリエイティブの現場では、「オープンソースソフトウェア」や自動化ツール、各種クラウドサービスなどのシェアリングエコノミー、再燃したAI ブームなどにより、今までは一から人の手で作らなくてはいけなかったものや、高価になりがちだった開発も安く仕上がるようになりました。
特別なものだった IT は生活やビジネスの真ん中に入り込み、今や切っても切れない存在に。基幹となる技術や求められるエンジニア像は日々変化し続けています。
どんなに時代や技術が変わっても、IT 技術者は必要になる
今後の十数年、あるいは数十年がどうなるか、正確にはわかりません。5年後の主要なサービスが大きく変化している可能性も否定できません。さらに技術が発達し、エンジニアが介在しなくてもいい IT サービス、自動化されたシステム開発などが登場するかもしれません。
それでも、いざという時には人間、それも IT の専門家である技術者が必要になると考えています。自動化では対応できない不測の事態や、知識や技術がなければ何ともできない状況など、優れた IT技術者が必要とされる場面はこれからも訪れると考えています。
言葉になりきらない要望を汲み取ったり、人と機械、人とシステムの間を取り持てるのも、IT 技術者以外にはいないでしょう。どんなに科学技術や ITが進歩しても、人でないと難しい局面や人が必要とされる場面は存在し続けるのではないでしょうか。
要求される技術は変化しても、その技術が拠って立つ土台は変わりません。システムを利用する人、開発を依頼する人の欲求も根本的には変わりません。
変わっていく社会や技術を見つめながら、変わらない部分、変えられないモノも大事にして、IT 技術者の育成に向き合い続ける。DIT はこれからも、そういう会社で在り続けたいと願っています。